どうやってやるの?仏壇のお手入れの方法について

仏壇について(購入後)

仏壇のお手入れを行ったことはありますか?

仏壇は昔からあるけれど、お手入れをしたことがない方や、最近仏壇を購入した方など、お手入れ方法がわからない方もいるのではないでしょうか。正しいお手入れ方法で、お手入れすれば、仏壇が長持ちするだけではなく、仏壇への想いも増すでしょう。今回は、仏壇のお手入れ方法を見ていきます。

自分でできる普段のお手入れ方法

仏壇のお手入れは、自分だけでは、難しいと思う方も多いかと思いますが、普段のお手入れは、思っているよりも簡単に行うことができるので、時間を見つけて行ってみましょう。

まず、普段のお手入れとして、お手入れ前に、ご先祖様に、掃除を行うという報告をします。そうすることで、ご先祖様も安心して、見守っていてくれるでしょう。線香をたき、鈴を鳴らし、お参りを行います。そして、お手入れに入ります。

お手入れの際は、仏具を取り出し、お手入れを行います。繊細なものもあるので、丁寧に扱います。すべて取り出せたら、毛ばたきや、やわらかい布で掃除をします。上から順番にホコリを落とし、日々の汚れを取っていきます。仏壇の中が掃除できたら、外側も同じように掃除をします。場合によっては、仏壇専用のツヤ出し剤を使い、綺麗にします。

仏壇本体が掃除できたら、次は仏具の掃除を行います。仏具もやわらかい布で拭き、綺麗にします。材質上、中には水気を嫌うものもあるので、まずは乾拭きをしてみましょう。仏具の素材によっては、専用のクリームがあるので、それを使って掃除するのもよいでしょう。よくわからない場合は、仏具店などに相談・確認を行いましょう。

仏具のお手入れが終わると、掃除は終了になります。仏具を元の位置に戻し、掃除が終わったことを、ご先祖様に報告して終わりましょう。仏壇の普段のお手入れは、難しいことはないため、日常的に、行いやすいものになります。

仏壇のお手入れをする際の注意点とは

仏壇の手入れを行うのに、注意点がいくつかあります。まずは、お手入れ前に仏壇全体の写真を撮っておくと良いでしょう。

仏壇には、さまざまな仏具が決められた場所に並んでいます。いくら毎日見ていたとしても、バラバラにしてしまうと並べ直すのはとても大変な作業になります。そのため、仏具を戻すときに目安となる写真があれば、掃除前と変わらない配置に置くことができます。

また、仏具のお手入れの際に、素材によって扱いが異なるので注意が必要です。間違ったクリームやお手入れ方法によって、仏具を傷つけてしまったり、仏具の色がはがれてしまったりする場合があります。そうならないように、購入時に確認しておくことや、仏具店などに再度確認しておくとよいでしょう。

また、破損している部分がある塗装がはがれているなど異変があった場合には、自分で直そうとせずに、プロに頼むことをおすすめします。自分でなんとかしようとして、かえって傷や破損がひどくなってしまう場合や、何もなかった部分が、何かの拍子に、傷ついてしまう恐れもあります。

また、修理したけれど目立ってしまったなど、大切な仏壇・仏具だからこそ、修理はプロに頼むのがベストだといえます。あまりにも、破損がひどい場合には買い替えも検討する必要があります。

仏壇のクリーニングを完全に行うのは難しい?

仏壇のクリーニングを自分で完全に行おうとするのは、とても難しいことです。仏壇のクリーニングというのは、ただ単に仏壇の掃除をするのではなく、仏壇・仏具の修理も含むからなのです。

仏壇は経年すると、どこかに劣化が出てきます。エアコンによく当たる場所や、日光が当たる場所、湿気の多い場所などはとくに痛みやすくなっています。プロのクリーニングは、仏壇制作時と同じ工程で修理や交換、掃除を行うため、とても綺麗な状態になって戻ってきます。

金仏壇の場合は、漆の塗り直しや金箔の貼り替えなども行い、新品のような仕上がりで返ってくるのです。また、素材である、木材に変形や割れが見られた場合は、交換を行い、よい状態に戻します。

また、クリーニングを行う際には、魂抜きと魂入れという儀式を行い、ご先祖様が迷ってしまわないようにします。また、仏壇の種類や劣化具合によっては、クリーニングできない場合もあるので、クリーニング業者にしっかりと確認しましょう。

また、クリーニングには、時間も必要になります。およそ1か月~2か月かかるといわれているので、法要などの予定がある場合は、早めに依頼をしておきましょう。法要に間に合わなかったということがないようにしましょう。

まとめ

仏壇のお手入れは、普段から行うことができる、普段の手入れと、プロが行う、クリーニングがあります。どちらも、ご先祖様が気持ちよく過ごしてもらうために大切な作業になるので、積極的に行いたいものになります。

仏壇のお手入れ方法は、購入時に確認するか、仏具店に再度確認をし、正しい方法でお手入れを行いましょう。また、お手入れ前は、ご先祖様に報告するなど、ご先祖様が困らないようにお参りしておきましょう。

プロのクリーニングでは、クリーニング期間に注意し、法要などに、支障をきたさないようにしましょう。お手入れを行うことで、ご先祖様も自分も、すっきりした気持ちになれます。

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