仏壇の処分はどうやる?人生の中で、仏壇を処分する機会はそうそうありません。また、誰に聞いたらいいのかもわからないという方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。では、仏壇を処分するには一体どうすればよいのでしょうか。今回は、古い仏壇を処分したい・買い替えや処分時のマナーや方法についてご紹介します。
仏壇はそのまま処分できない!正しい処分方法は?
仏壇は買い替えや不要になった時処分をします。では、仏壇の正しい処分方法はどうすればよいのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
仏壇はそのまま処分してもよいのか?
仏壇はそのまま処分してもよいのでしょうか?
仏壇が不要になったとしても、そのまま処分することは避けましょう。
仏壇には故人の魂が宿っていると言われています。そのため、一般的にそのまま処分したりすることは「タブー」とされています。
もし仏壇を処分したことで何か不幸が起こってしまうと、ずっと処分した仏壇のことが気になります。そうなると取り返しがつきません。仏壇を処分する時には正しい方法で処分することをおすすめします。
仏壇の処分をする前にすることとは?
仏壇の処分をする前にすることがあります。それは「供養(くよう)」をしてもらうことです。この場合、供養とは仏壇から故人の魂を抜くことをいいます。
仏壇の供養の呼び方とは?
仏壇の供養にはいろんな呼び方があります。一般的には「魂抜き」「御魂抜き」「お精抜き」「お性根(おしょうね)抜き」「撥遣(はっけん)供養」などと呼ばれます。
仏壇の供養の儀式とは?
仏壇の供養には儀式があります。主な儀式の名前は「閉眼供養(へいげんくよう)」「お焚き上げ」などです。閉眼供養は「開眼供養(かいげんくよう)」と対になっている儀式のことです。
閉眼供養での仏壇の供養とは?
一般的によく行われる仏壇の供養の儀式が閉眼供養です。ほとんどの仏壇では購入後に開眼供養が行われています。ただし念のため処分予定の仏壇が開眼供養を行っているのかを調べてください。
開眼供養を行っているのであれば、閉眼供養をできます。閉眼供養とは、仏壇から故人の魂を抜く儀式のことです。閉眼供養を行うことで仏壇から故人の魂を抜き、仏壇をただの「モノ」に戻すことができます。
閉眼供養はだれに頼めばよいのか?
閉眼供養はだれに頼めばよいのでしょうか?閉眼供養は、家のお墓を置いているお寺へ依頼してください。お坊さんが閉眼供養をやってくれます。
閉眼供養の相場とは?
閉眼供養の相場はいくらなのでしょうか?閉眼供養の相場は、一般的には1万円~5万円程度といわれています。また、遠方から足を運んでいただいた場合は、お布施とは別にお車代として5,000円程度お渡しします。地域性、お寺の格式、お寺と檀家の関係性などによっても変動するため、もっと具体的に金額を知りたい方は直接お寺に訊ねてみましょう。
供養してもらったあとの処分方法について
仏壇の供養をしてもらったあとはどうすればよいのでしょうか?こちらでは供養してもらったあとの処分方法についてご紹介します。
自治体に粗大ごみとして出す
1つ目は「自治体に粗大ごみとして出す」ことです。一般的に仏壇は自治体のごみ回収に出すことができます。ただし初めて仏壇を出す時には、自治体に尋ねてから出した方がよいでしょう。理由は、自治体によって制限や決まりがあるからです。自治体に粗大ごみとして出すことは仏壇を手軽に安く処分するには最適な方法です。
お寺で処分してもらう
2つ目は「お寺で処分してもらう」ことです。お寺は、閉眼供養から処分まで一括で引き受けてくれます。お墓を置いているお寺に問い合わせてみてください。信心深い方は、お寺での処分がおすすめです。ただしお寺で処分すると高額になる場合があります。その点は充分ご注意ください。
仏壇店に引き取ってもらう
3つ目は「仏壇店に引き取ってもらう」ことです。最も多く選ばれている方法です。仏壇仏具のプロなので、扱いもスムーズで、安心して任せられます。仏壇以外にも、仏壇の中や周辺で使う仏具や経机なども引き取ってもらえます。
また、仏壇店は、お寺ともつながりを持っているため、万が一閉眼供養をお願いするお寺が見つからない場合も、お寺を紹介してくれることも可能です。
費用は仏壇の大きさや仏具の量によって変動しますので、見積をすると良いでしょう。
当店では仏壇供養処分を承っております。
全国一律料金で、引き取るお仏壇のサイズにより価格が決まっているので、心配な追加料金などもかからず安心です。
買い替えの際にお店が引き取ってくれる場合もある
買い替えの際にお店が引き取ってくれる場合があることをご存じでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
新しい仏壇を購入すると古い仏壇を引き取ってくれる
実は仏壇を新しく購入すると、古くなって不用になった仏壇を引き取ってくれる仏壇販売店があります。この仕組みが可能な仏壇販売店のケースだと、配送業者が新しい仏壇を持ってきた時の帰りに、古い仏壇をトラックに積んで回収します。
ただしすべての販売店が行っているサービスではありません。そのため購入前に、仏壇を引き取ってくれるサービスがあるのかどうかを確認することをおすすめします。
まとめ
今回は、古い仏壇を処分したい・買い替えや処分時のマナーや方法についてご紹介しました。仏壇も古くなると、買い替えや処分する時がきます。ただし仏壇はただの「モノ」とは異なります。
また一般的な日本人は、仏壇には故人の魂が入っていると思っている人が大半です。そのため簡単に捨てることはできません。実際、仏壇の処分にはただのモノと比べると手間がかかります。
今回ご紹介した方法を参考にして、処分することをおすすめします。本記事が古い仏壇を処分したい・買い替えや処分時のマナーや方法について知りたい方に届けば幸いです。