知っておきたい神棚のタブーとは?間違えやすい配置や取扱いについて

神棚

神棚の設置を考えているけれど、適切な設置場所などがわからないという方もいるかもしれません。ふさわしくない形で神棚を設置すると縁起が悪いので気をつけましょう。

この記事では、神棚を設置する際の正しい方角や場所について解説します。

神棚の設置に適している方角・場所は?

神棚の設置に適した方角

神棚の向きは、神棚から見て東向きか南向きがよいとされています。 これは一日が始まるすがすがしい朝日や、さんさんと降り注ぐ日中の太陽など、 万物を成育させる「陽の光」が充分にあたるようにするためです。

東か南向きが理想的な安置場所ですが、住宅事情によっては難しいこともあるでしょう。北向きや西向きが必ずしも縁起が悪いわけではありません。適当な場所がない場合は、方角にこだわらす、 その部屋の清浄でおまいりし易い所におまつりすることが大切です。神社によっては、北や西向きで神様が祀られていることもあります。

方角については絶対にダメといったタブーは特にありません。

神棚の設置に適した場所

神棚を設置する場所は清浄(せいじょう)であることが一番大切です。陽の光がよく当たる静かな部屋も安置場所として適しています。部屋の指定があるわけではありませんが、家族が集まりやすいリビングや和室がお参りしやすく選ばれることが多いです。

また、設置する際は、目線よりも高い位置に設置しましょう。

神棚を設置する方角・場所に関するタブー

神棚の設置に適さない場所は「暗くて光が少ない」「清潔感がない」「上を人が通る」場所です。

タブー1:不浄な場所(水回り、キッチンなど)

神様は穢れを嫌いますので、台所や浴室、洗面所、トイレなどの水回りは基本的に避けましょう。

タブー2:人気(ひとけ)がなく、お参りがしにくい場所(寝室など)

人気がなく家族が集まりにくい場所は、お参りしづらいため避けた方が良いでしょう。特に個人の部屋や寝室については閉鎖的なプライベート空間になりますので、なるべくなら避けましょう。

タブー3:人通りが多い場所(玄関やドア付近など)

人がよく集まる場所であっても、玄関や階段、ドア付近などの出入りが激しい場所はお参りがしにくく、また神様にとっても落ち着かない環境になりますのでタブーとされています。

タブー4:神棚の上を人が通る場所(上の階に部屋がある場合など)

近年は二階建て以上の住宅や集合住宅(マンション)が増えており、住宅事情の関係から最上階への設置が難しいケースも増えています。その場合は、「」「」「」などと書かれた紙や木彫りの文字を神棚真上の天井に貼りましょう。そうすることで、「神棚の上には何もない」ということを表現し、神様に敬意を払うことができます。

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タブー5:お仏壇まわり(向かい合わせ・上部)

お仏壇と神棚を同じ部屋に置く場合は、お参りする時にどちらかにお尻を向けてしまうことになるため、向かい合わせになる場所は避けましょう。
また、上下の配置も神様と仏様に優劣を付ける形になってしまうため、神棚を取り付けた棚板の下側にお仏壇を置くといった配置も失礼にあたるとされています。

タブー6:神棚を見下ろしてしまう高さ

人の目線より低い場所に神棚を置いてしまうと、お参りの際に神様を見下ろす形になり失礼ですので、必ず目線よりも上の位置にお祀りするようにしましょう。

神棚のお参りに関するタブー

神棚は家庭の安全を祈る神聖な存在で、精神的な支えにもなるでしょう。常に清潔に保ち、神様に対しての感謝と敬意を忘れずに接することが大切です。ここでは、日々のお参りに関わるタブーをご紹介します。

タブー1:お札を交換せずに同じお札を祀る

神棚にずっと同じお札を祀っているという方も意外と多いのではないでしょうか?

お札は年に1度、1年間家族を見守ってくださった感謝を込めて新しいお札に交換する形が基本ですので、ずっと同じお札を祀り続けるのはNGです。年末年始のタイミングを目安に、お札をいただいた神社に納めてお焚き上げいただいてから新たなお札を受けるようにしましょう。

タブー2:掃除をしない

神様を祀る神聖な場ですので、長期間掃除をせず、埃が積もっているといったような状態はNGです!日頃からこまめに布やハタキを使ってお手入れをしましょう。

掃除で取り切れない汚れがある場合は、神棚を買い替えましょう!

神棚は一度購入したら絶対に同じ物をお祀りし続けなければならないという決まりはなく、自宅の引越しを始め、経年劣化による汚れや傷みが出てきた場合など、お好きなタイミングで買い替えて頂いて問題ありません。

タブー3:お参りせず放置する

休みなく見守ってくださっている神様への感謝を込めて、神棚は基本的には毎日の朝夕(難しければ1日1回)にお参りをするのが基本です。長期間お参りをしない、お供えを差し上げないなどほったらかしにしてしまうのはタブーにあたりますので気を付けましょう。

まとめ

神棚の設置場所は、神様を敬う心を形にする大切な要素です。以上のポイントを参考に、家の中で最も適した場所を選び、日々の感謝と祈りを捧げましょう。もし設置場所に迷った場合や詳しい指導が必要な場合は、近くの神社に相談すると良いでしょう。神棚を設置したらお供えものも忘れないようにしましょう。

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